海外大学へ進学留学
日本の高校や大学を卒業した後の進路の1つとして「海外の大学への進学」の道を選ばれる方もいます。語学力を身に付けたり、海外特有の専門知識を身に付けたり、多文化に触れる経験を目的としたりと、様々です。
海外の大学へ進学するためには以下の3つがポイントとなります。。
●このページの目次
1.語学力
海外の大学で、現地の学生とともに授業を受けるため、一定以上の語学力が必要となってきます。そのために英語力の証明が必要となります。証明ができる代表的なものは以下のものとなります。
TOEFL
TOEFL テストは、世界で最も広く受け入れられている英語能力試験で、米国、英国、オーストラリアやカナダを含め
130 か国 9,000 以上の大学や機関に認められています。
IELTS
International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテストです。
イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、
アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え
英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けています。
英検
日本では一番よく知られている英語能力試験ではないでしょうか。実はこの英検も留学の橋渡しとなります。
英検の2級A(2級に合格し、4技能合計CSEスコアが2150点以上の方)を取得するとアメリカやオーストラリアなどの国への留学を切り開くことができます。
TOEIC
英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストです。
現在(2016年8月)ではTOEIC L&R,TOEIC Bridge,TOEIC S&Wの3種類のテストがあります。
<スコアの選び方>
ご自身の希望する大学がどのスコアを求めているのかを把握して、それに向けてスコア取得の準備に取り掛かりましょう。
上記のスコアは専門性が高いものもありますので、闇雲に勉強するよりも、そのスコアを取得するための勉強する方が効率的と言えます。
これまでは北米=TOEFL オセアニア=IELTSと見られがちではありましたが、今では北米の大学でも積極的にIELTSを採用しています。
日本人が苦手とするスピーキングセクションがIELTSの方が比較的やさしいと言われていますのでスコアの選択は非常に重要と言えます。
2.GPA
GPAはGrade point Averageの略で成績平均値を表します。
0から4の5段階に分けられており、名門大学になれば高い評定平均が求められます。
この評定平均は日本での成績が影響します。一度成績を取得した後は変えることはできませんので、
現在進学を考えている方は語学の勉強以外にも成績の平均値を落とさないように意識することが大切です。
また最初に比較的GPAが求められる平均値が少ない2年制のコミニティカレッジなどに入学して4年制大学の3年次編入時には
2年制のコミニティカレッジのGPAを使うということも可能となっています。
3.条件付き入学
現在スモールワールド留学センターから留学されているメンバーさんで日本から上記のスコアを満たし方は、多くはありません。
やはり日本で勉強することの限界があるのかもしれません。
時間やお金はかかっても、確実に進学への道を切り拓きたい場合は条件付きという制度があります。
これは私立の語学学校や大学の付属の英語コースに入り、規定のレベルを修了することによりスコアが無くても大学への入学を認めてもらう
制度のことを言います。
こちらはとある語学学校のレベルチャートです。 一つのレベルUPには10週間かかる計算です。
最低でもHigh-intermidiateの修了が条件付き入学には必要です。
例えばElementalyからスタートした場合30週間後には条件付きで入学が認められる権利があります。
ほとんどの方の場合この条件付き入学を使って入学をします。
4.入学時期
日本の場合、進学時期は4月です。しかし国によって進学時期が異なります。
北米・・・9月、1月
イギリス・・・9月
オセアニア・・・2月、7月
学校によって異なることがありますが、基本はこのような感じになっています。
Dead line
入学するためには早い段階で書類を準備し、提出する必要があります。上記はあくまでも入学時期となります。
それよりも前の段階で願書などの書類提出期限のDead lineがありますので、それに合わせてスコアや書類を用意します。
提出時期をしっかりと確認し、更に提出書類も適切に記入する必要があります。
書類は留学先の言葉で書かれているため、適切に理解し、記入する必要があります。この辺りが留学前の1つのネックとなるところです。
5.留学費用
留学先によって、費用は大きく変わってきます。大学に進学を希望していたとしても、
英語力が既定のレベルに達していない場合には、語学学校に通うことになります。そうなると別途費用が必要となることもあります。
更に、初めの2年だけカレッジ(公立)に通うことで、費用を一気に抑えるといった方法もあります。
様々な留学費用を抑える方法がありますので、あらゆる可能性をチェックしておいた方が良いでしょう。